高級羊毛というとカシミアが持てはやされます。
チベットの高地カシミール地方に生息するヒマラヤ山羊の羊毛がカシミアと呼ばれるのですが、巷には、まったく様々なカシミアが混在しています。
寒い土地に暮らす動物の羊毛は、悪天候や低温から身を守るために、油脂を多く含んでいます。羊毛の表面は剛毛でも、肌に近い羊毛は細く毛足が長い事が特徴。ちょうど人間がレイヤードルックで過ごすように、幾重にも異質な羊毛をまとっているわけです。
とりわけ首周りの産毛にも似た細い羊毛は、特別に柔らかくしなやかで、パシュミナと呼ばれて珍重されています。女性が身につけるストールにも、よく見かけますね。
一般的に云う羊毛に比べるとカシミアは、摩擦などに弱いので、目的や用途に応じた選択が良いようです。ちょっと高いですが・・・。(^^;