テレビや雑誌でもいろいろなスタイルが紹介され、すっかり定着した二年めのクールビズ。「チョイ不良おやじ」が流行して、現代のメンズファッションは若者よりも、むしろ格好良いオヤジを志向している。独身時代、アイビーファッションでセンスを磨いたオヤジたちは、それから家族や子育てにエネルギーを費やし、社会に貢献して過ごした。そんなダンナ様が今またスポットライトを浴びる時代がやって来たのである。
コーディネイトのコツは、決して若ぶらないこと。お子サマとファッションを競うのではなく、大人にしかできない着こなしテクニックで勝負する。ちょっとこだわったボタンダウンシャツや、やや細身のパンツ、きちんと手入れされたローファー・シューズなど、どれも若い頃に着ていたアイテムがそれだ。
休日はもちろん、仕事の場でも好感度の高いオヤジでありたいもの。少しくらいお腹が出ていても、身嗜みや洋服に気遣った経験があるから、きちんと着こなしたクールビズなダンナ様は、やはり素敵に見えるのである。